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採用難を乗り越える、採用ツール制作メソッド

Recruitment tool production method

人材不足の深刻な影響

売り手市場の近年、採用は多くの企業・人事担当にとって大きな課題であり、「母集団が集められない」「採用活動中の離脱が多い」「内定を出しても辞退が多い」という声がよく聞かれます。
実際に人材不足が原因で収益悪化や倒産に至る企業も急増しており、帝国データバンクの調査によると、2018年上半期までの5年間で発生した「人手不足倒産」は累計447件にのぼることが確認されています。また、倒産とまではいかないものの、人材不足のために会社の経営計画が達成できなかったという企業も少なくないでしょう。

貴重な人材を確保するため今後の採用に力を入れたいと考え、この記事を見ていただいている方に向け、効果の上がる採用ツールを制作するために重要なメソッドをご紹介します。

採用ツール作成のメソッド

1.学生目線を考える

まずは学生の就職活動の流れを、今一度洗い出してみましょう。
業界研究から、実際に選考に進み内定を得るまでの中で、学生の意識は変化していきます。それぞれの場面で学生が求めている情報は一体何で、どのような性質のものかを考えましょう。

2.求めている人材像を具体化する

学生が求めている情報だけでなく、企業からも「どのような人材を求めているのか」「自社のアピールポイント」をしっかりと提示する必要があります。これを「採用コンセプト」として、採用ツールを制作する際の軸とします。採用コンセプトがはっきりしないまま採用を進めてしまうと、受け取り手の学生にとっていまいち掴み所のない印象を与えてしまうだけでなく、採用後のミスマッチに繋がることも考えられます。しっかりとコンセプトが伝わるものにする事で、コンセプトに共鳴する学生の目を引くことができ、また学生が「自分に合う企業かどうか」を判断する材料にもなります。

3.学生との接点を網羅する

短期化している採用活動に置いて、学生との接点は非常に限られています。
学生側からすると、その短い期間に膨大な量の企業情報と出会うことになります。
1回の接点で学生の記憶に残ることが理想的ではありますが、WEB・リアル共に接点をできるだけ増やす事で、より多くの学生に興味関心を持ってもらう・学生の記憶に残りやすくすることを狙います。

まとめ

売り手市場、かつ短期化する採用において、学生との接点である採用ツールは非常に重要になってきます。
採用ツールを制作する際には、学生の動向・意思決定プロセスを分析し、学生の求める情報を求められている場面で訴求すること、また、企業のPRポイントや求める人材像を明確に伝えられるよう、コンセプトの軸をしっかりと持つことが重要です。