MUJI 無印良品において主力アイテムのひとつである「収納家具」。統一された規格により、数多くの組み合わせを実現でき、自分にあった収納家具をアレンジできるという商品。その「組み合わせの多さ」を訴求できる新しい商品の選び方を企画デザインいたしました。
アプローチとしては、まず「収納家具を選ぶ」シーンやペルソナ像の設定を行いました。インタビューを重ねていくと、部屋の中の無駄な空きスペースの認識から始まり、効率よく収納できる家具を探すというシナリオが見えてきました。
そこで、空きスペースの空間サイズ(横幅・高さ・奥行き)を入力指定することで、多くの商品から条件が合致する収納家具が絞り込まれていくインターフェイスをデザイン。直感的に選択肢が絞り込まれていく様子は、買い物意欲を掻き立て、2012年にリリースして以来、長きにわたりMUJIネットストアの定番コーナーとして運用。
今では当たり前の用語となっている「UI/UX(ユーザーインターフェイス/ユーザーエクスペリエンス)」。
本アイデアは、2009年に株式会社千趣会が立ち上げた、インターネット通販の新たな消費刺激手法を探るためのプロジェクト「ベルメゾン・ラボ」にて弊社と共同で企画開発した新規サービス「すぺーすさーち」の技術が土台となり、良品計画様からのリクエストにより展開した企画モデルとなります。
https://messe.nikkei.co.jp/rt/news/31516.html